Tsunai HaiyaのFenomeno Small Zip Wallet
みなさんこんにちはNORIです。
古着の紹介の間にも各社から様々なアイテムが到着しています。
そんな中、今日は新年度の買い替え時期のナイスタイミングでの春、張る財布のこちらを。
少し長い記事なりますのでお時間許される方は最後までお付き合いください。
≪今まで見えなかったものを可視化していくことを芸術的な「創造」とするならば、所謂クリエイションに携わる真の人は、既存の価値や作業に満足してはならない。
それらに操作されて終わるのではなく、新たに問うべき意味や価値を生の経験に還元する運動こそがFenomeno(目覚ましい現れ)にほかならない。≫
をコンセプトに生まれたツナイハイヤの渾身の新作の財布が登場です。
ハッキリ言いますと難しすぎて到底理解できないコンセプトですが、ツナイハイヤらしい拘りの詰まった抜群のセンスを感じる財布。
まずは素材
使用している革はエル〇スを始め、シャ〇ルやヴィ〇ン等でも使われるドイツのタンナー(革屋)、ワインハイム社が製造している”ワープロラックス”という革です。
元々、この革はドイツを代表する世界的タンナー、カール・フロイデンブルグ社が製造していたものですが、今は皮革の生産は中止しています。
しかしフロイデンブルグ社の皮革製造者たちが新たに立ち上げたのが、ワインハイム社。
ワープロラックスは一般的なタンニン鞣しのエイジングとは異なり、一般的なエイジングはいわゆる「劣化」でありますが、ワインハイム社はそれを嫌います。
変化はしても上品さを残し、美しく変化するように仕上げた革は、使用していくたびに、少しだけ光沢がでてくるのが主な特徴です。
表面に型押し加工を施していますので、傷に強いのも特徴。
正に最高級の革ですね。
次にデザインと技術。
表面にキルティング加工をしています。
キルティング加工はよく見られる加工ではありますが、その刺繍パターンは大体、単純なクロスハッチング的なものばかりです。
今回その刺繍を複雑な幾何学模様でできないか、という着想からデザインをおこし、一つは重なり合うひし形、そして、メイズのような縦横ラインで、これらをベースに表面に刺繍をいれています。
一般的に革小物は「切って、貼って、くっつける」という単純作業をベースにしていますが、そこで満足してはならないという技術者側の立場から、今回の加工に至ったそうです。
ジップの引き手もオリジナルで、刺繍のパターンに合わせてデザインを一致させた、ここにも抜群のセンスと技術の高さが伺えますね。
ジップはYKKの最高級「エクセラ」を使用。
これらをコンセプトに、今「Fenomeno(目覚ましい現れ)」と名付けられた財布。
Fenomeno(フェノメノ)とはポルトガル語で、信じられない現象という意味で使用され、ブラジルのサッカー選手のロナウドがそう呼ばれていたようですよ。
Tsunai Haiya / Fenomeno Small Zip Wallet(Maze) 【Black】 / 36000yen+tax
Tsunai Haiya / Fenomeno Small Zip Wallet(Maze) 【Beige】 / 36000yen+tax
Tsunai Haiya / Fenomeno Small Zip Wallet(Diamond) 【Red】 / 36000yen+tax
非常に長い説明になりましたが、経年変化を好まない、これまでの常識を覆す、これぞ芸術的な「創造」と呼ぶに相応しいアイテムではないでしょうか。
素材、デザイン、技術の全てが最高級であるからこそ生まれたオールハンドメイドの財布。
ハイブランドの数十万レベルの高級財布と同じ生産様式に更にツナイハイヤのシルバーの技術が融合したFenomeno Small Zip Wallet。
コンパクトで見た目以上に使いやすい財布です。
是非店頭で!!